資格マニア鈴木秀明氏の勉強法

ネットニュースで、資格マニアの鈴木秀明さんが紹介する意外な勉強法の本をみつけました。

近年資格ブームと言われ、仕事をしながら資格の勉強している人は多いと聞きますが、
皆さんどうやって勉強時間を作っているのでしょうか。

仕事との両立はなかなか大変です。

効率の良い勉強法や上手い時間の作り方などの本もあちこちで目にします。

ただ、社会人で資格を取るという場合、独学の方も多く、
今の自分の勉強スタイルで大丈夫なのか自分の勉強法が不安になるものなのです。

鈴木氏の本は、そんな風に良い勉強法を探している方に向けてのアドバイスとなります。

私も今まで良いと信じていた「朝型」や「毎日コツコツ」と言った勉強が、
実は「良くない勉強法?」と言ったことまで書かれていて、
ものすごく興味深い本です。

それは、「資格マエストロがこっそり実践する驚異の『合格』勉強術(ソフトバンク クリエイティブ/刊)」という本です。

この著者、鈴木秀明さんは、行政書士や中小企業診断士といった難関資格からアロマテラピーというような資格まで、
なんと300もの資格を持つ「資格マニア」です。

そして、資格の勉強のノウハウを教えてくれる資格試験の勉強のスペシャリストでもあります。
勉強をするなら朝型とよく言われます。
出勤前に時間を取るとか、早めに出勤して、仕事前の時間を作るとか・・

ただ、どうしても朝起きられないのなら、夜には、夜のメリットがあり、
夜にしか時間が取れないならそれにしたがった勉強法があるとも言っています。

実際に「寝る直前にやることで、記憶が定着しやすい」というメリットもあるのです。

自分スタイルが重要ということなのですね。

勉強の時間帯

勉強の時間で重要なのは、
時間という量の確保と、時間帯の両方であると言えます。

いくら効率的な勉強法を実行しているからと言っても、
ある程度の量は必要です。

同じように効率的な勉強法を実行している人がいたとすれば、
その違いは、時間の差になるわけですから・・
つまり、効率的な勉強を確実に行い、どれくらい時間を費やせるかが問題なのです。

そして、その効率的な勉強をするためには、

勉強に最適な時間帯というものがあるのです。

特に独学の場合この時間帯を無視していると、
不効率極まりないものになってしまうのです。
つまり時間だけ費やして、効果がほとんどないという事にもなりかねません。
時間帯を考えた計画を立てておく事が、
効率的な勉強法の中では重要課題なのです。

勉強には、考える事と作業があります。
作業と言っても全く頭を使わないわけではありませんが、
頭をフル回転させなくても良いものです。

勉強や学習の効率が上がる時間帯はやはり朝です。

そのため、まずは朝ご飯を食べる前に少し軽い問題を解くのも良いでしょう。
予習などにも向いています。

朝食を摂ると、お腹のほうに血が回るので、
朝食後に勉強するのなら、
ちょっとしたチェック、今日の予定などを書いておくなどに向いています。
昨日の夜覚えた単語を書いてみるのも良いかもしれません。

学校に行かない日、特に夏休みなどは、この朝食前勉強と、
朝食後1時間くらいをのぞいた午前中の時間、しっかりと頭を使う学習にあてます。

心と勉強

勉強するためには、タイミング、量など、時間的な事もずいぶんと重要になります。
ただ、時間が長ければ良いというだけではないようです。

最近は脳科学の分野からも効率的な勉強法が研究されています。

脳というのは、つまりは「心」です。
勉強の方法によっても、精神的に大きな影響を与える事もわかっています。

精神科医であり、医学博士の西多昌規氏が、「Fuji Xerox」のサイトでもそういった話をしています。
その中で、これまでの勉強法は、ノートなど用具の工夫、自己啓発理論や脳科学をもとに書かれたものが多かったのではないかと指摘し、精神医学の知識経験を土台に勉強法を考えています。

そしてその中で、勉強の目的や方法を誤ると、「うつ」や不安など「こころ」の問題が生じてくるとおっしゃっています。

そして、「こころ」とうまくつきあって行く事により、勉強の成果も出るのだそうです。
スポーツなどで、大きく効果がみられていますが、実は勉強にも「心」です。が関係しているのです。
この西多氏は、良い勉強法として「Fuji Xerox」のサイトで、
勉強の目的を明確化する事や、体内リズムを整える事、また、体温リズムに逆らわない事などをあげています。

また、睡眠時間を重視する事も重要だそうです。
5感を使った勉強法の効果についてよく紹介されていますが、声・香り・音楽・味覚を使いこなす事や、
運動を取り入れるという事もあるようです。
基本路線は、「睡眠の時間を大切にする」です。
寝ないで勉強の時間を増やした方が良いような気がしてきますが、睡眠が記憶定着に重要である事は、
近年の脳科学のトピックだというです。

インプットとアウトプット

人間は本来は一生学び続けなければなりません。

実は、母親の胎内にいる時から、
お乳を飲む事は練習しているようで、
学習という事は、本当に人間である限り続いて行くものなのですね。

さて、生まれて間もない赤ちゃんが言葉を覚えて行くまでにはどのような過程があるのでしょうか。

声帯に問題がなければ、音としての声を出す事はできますが、
聴覚に障害があるとなかなか話せるようになりません。
聞こえないと、耳からの情報がなく、
マネをして覚えているので、時間がかかるのです。

これは、周りの人に話しかけてもらう事により、
マネて、言葉を話すという事を覚えて行くからです。

赤ちゃんは、初めは話しかけてもらうばかりですが、
だんだんと、マネをして何かを話そうと声を出して行きます。
そして時間をかけて喋れるようになるのです。

赤ちゃんにとって初めの頃の学習は、インプット中心のものですが、
自分から声を出す、そして、何度も繰り返すというアウトプットの学習も同時にするようになって行きます。

全て勉強は、このインプットとアウトプット両方が必要なのです。

受験生の勉強もそうです。
インプットの勉強についてばかり考えると、
入試本番で上手く行きません。

アウトプットの勉強と言うと、問題集をやったり模試を受けたりという事になりますが、
早めにそういうアウトプットの勉強の時間を持つべきです。

どちらの時間を多く持つかという事も問題ですが、
先ほどお話しした赤ちゃんの例を考えると、
インプットの勉強をしながら同時にアウトプットの学習をする事がより効果的と言えるでしょう。

勉強法と時間

受験シーズンという事で、効率的な勉強法も気になります。
効率的な勉強法の本などもよく出ていますが、

効率的に勉強すれば、勉強時間が少なくても、合格を勝ち取る事ができるのでしょうか。
効率的な勉強法というのは結局同じ量の勉強を短い時間でできるという事なので、
計算上ではそう考えられます。
が、受験勉強というのはそんなに甘くはありません。

効率的に勉強すれば短い時間で良いのではなく、
効率的に長時間しないと、足らないのです。

特に難関校と言われる学校の受験や資格などでも難しいと言われるもの、
効率的にやってなおかつそれ相当の勉強時間が必要なのです。
実際に効率的な勉強法と言うとどんな勉強法でしょうか。

 

暗記ものに関して言えば、回数をこなす。
毎日10個ずつ単語を覚えるのではなく、100個ずつ覚える。

1日にかける時間が同じなら、10日経った時、100個ずつ覚えるという方法の方が、
忘れている量が少ないのです。
暗記もの特に「人間は忘れる!」という考えの基に、勉強するという事が大事です。
1日で10個を完璧に覚えたとしても、10日後には半分覚えていれば良いでしょう。

暗記はとにかく回数をこなす事です。
1日にかける時間は短くて良いのです。

暗記に関しては、言いながら、聞きながら、書きながらという手もあります。
録音して聞く場合は、いつも初めから聞くのではなく、
聞く順番を変えるなどにしましょう。
初めに覚えたものが印象に残りやすいのです。
「書く」事に関しては、作業になってしまわないように注意が必要です。

時間を作る

資格をとる時必要な勉強時間があると言われます。

また、それと同じく中学生や高校生も、受験を意識する様になるとよく言われるのが、
必要な勉強時間です。

高校生場合、一般的に家庭での勉強時間は、「学年プラス1時間」と言われます。
これは、中学が1年として、中学・高校の6年間で計算している事が多いです。
中学1年生は、プラス1時間で、計2時間で、
高校3年生はプラス6時間なので7時間となるわけです。

また、大学受験となると、それにプラス1時間で8時間とも言われます。
これが休みの日ならもちろん楽勝でしょう。

ただ、この8時間というのは、普段学校に行っている時の勉強時間なのです。
学校での時間が8時間、家での勉強時間が8時間となると、残りは8時間です。
つまりこの8時間の中には睡眠はもちろん、食事や入浴や洗顔着替え、はたまたトイレに行く時間も含まれるわけです。

と、考えるなら私は絶対に無理と思うのです。
テレビや携帯を見る時間がないのはわかりますが、
これはどうでしょうか。

ただ、これくらいしないと本気で大学受験を考えるのは難しいというわけです。

そこで、提案としては、トイレにゆっくり入りたい人は、トイレに持って入る小さめの参考書などを考えましょう。

お風呂にゆっくり入りたいなら、英文を録音して聞きましょう。

常に細切れの時間に何を勉強する決めておくのです。

例えば、じっくり考えたい数学の問題があれば、お風呂でも良いでしょう。

偉大な発明家が、色々なアイデアを考えたのは、机の上ではない事が多いように、
どこでもやれる事はあります。

始めて続ける

以前、勉強を習慣付けるためのアプリご紹介しましたが、
人間、何かを始めるという事にはエネルギーを使うようです。

始めるのと、終わるのでは、始める方がずっと大変なのです。

終わるのが大変なのは、結婚生活くらいだそうで、
これについては、結婚は簡単だけど、離婚というのは相当大変だそうです。
ただ、勉強については、始める方がやっぱり大変です。
まずは、少ない時間でも良いので毎日続けるという事が大切です。

でも、毎日頑張ってもなかなか成果が見えないのが勉強です。
成果が見えるともっと頑張れるのに・・・と思っている人も多いのではないでしょうか。

実はそう考えている人が多いようで、
勉強時間が増えてノルマ達成すると、「時間のノルマ達成!」という事で、
自分を褒めてくれるアプリが色々あります。
この前紹介したアプリは、自分のためにご褒美を設定するところがありました。
また、勉強の時間を報告しあったりするSNSもあるようです。

隙間時間でも、積み重ねて行くと、いつの間にかすごい時間になっています。
忙しいからと言って全くしない人と、5分でもやり続ける人には、
1年たてばものすごい差が生まれるのです。

しかも、365日で1825分です。
これは、時間にすると、30時間で、1日とちょっとしかないじゃないかと思う人もいるかもしれません。

ただ、5分でも毎日やった方が、一日中机にかじりついているより、ずっと効果の上がる勉強があるのです。
自分にご褒美、同じ目標の人と励ましあう、
何でもいいのでまずは始める、そして続ける事が出来るよう、頑張りましょう。

習慣にする

最近「21日習慣」というiPhoneアプリを使っています。
自分の決めた目的を習慣にできるようにするためのアプリです。

不思議なもので、人間って、毎日続けると癖になるのですね。
そして「やらない」ということも癖になるようです。

以前、まず始めるということが勉強にも大切なのだということを言いましたが、
まず、始める事を始めたというわけです。

勉強時間は少なくても良いのです。

1日目、2日目と続き、1週間くらい続けたある日、
どうしても今日は時間がとれなくて、続けられないかもという日がありました。

でも、そう思うと、自分で悔しくてたまらなくて、
ここで出来なくなるのは嫌なので、どうにか何処かで時間が取れないかと考えている自分がいました。

不思議なものですね。今までだと仕事が立て込んでたら、
「まあ仕方ないか・・・」ですませていたのに、

仕事場まで、ノートを持参して、休憩時間に勉強をするに至ったのです。

つまり、毎日勉強することに決めて実行すると、
決まった勉強をしないと気持ち悪いのです。

歯磨きしたり、顔を洗ったりするのと同じようなものです。

もちろん、時間がとれなくて、少しの時間しか勉強できない日もあります。
でも、必ず毎日実行するようになりました。
これが習慣なのですね。

アプリではなくても、単語を毎日50個覚えるとか、
具体的に実行する内容を決めて、
カレンダーなどに毎日チェックして、
やるべきことを習慣化することで、
今よりずっと前に進めるのではないかと思うのです。

準備の時間

テストとなったら、部屋の掃除をしたくなりませんか?

前回は、勉強を始めるエネルギーについてお話ししましたが、
なぜか、始められない、始めようとすると、なぜか他のことをやってしまうという人は多いのではないかと思います。

これは、前回お話ししたように、勉強を始めるというエネルギーが必要なのとともに、
準備の時間が必要なのです。

勉強するための準備、例えば、「宿題」などがあって、しかも「やり方はわかっている」、
あとは、「やるだけ!」という場合は、以外とみんな実行できるものなのです。

小学校の時など、宿題をやってこない人は少なかったでしょう。
帰って遊びに行きたくても、すぐ宿題が終わることがわかっていれば、
すぐにすませて、遊びに行こうと考えられるからです。
時間が読めているからです。
どれくらい時間がかかるかわからないもの、
すごく時間がかかりそうなものは、ついつい後回しになりがちなのです。

夏休みの宿題についても、同じことです。
夏休み帳やドリルなど決まっていることはすぐにできても、
自由研究などは、どうやっていいかわからず、後回しになる人も多いのではないでしょうか。

私の場合、図工が苦手で、小学校の時は、絵の宿題がいつも最後まで残っていました。

準備の時間というのが勉強にもつきもので、
学年が上がり、大人になっていけば、その準備を自分自身が考え、
時間も計算し、とりかからなければならないのです。

まずは、普段から、「この科目は、こういう勉強をしたら良い」というアイデアを準備して、
すぐに勉強に取りかかれるようにしておくことが大切なのです。

始めるエネルギー

何かを始めるときには、エネルギーが必要です。

勉強を始める時にも、何かのきっかけがないと始められない人もいるでしょう。

車もエンジンをかける時に一番エネルギーを必要とします。
走る時にもスタートする時にエネルギーが必要なのです。

ただ、どんなにやる気のおきない勉強も、
始めてしまえば何とかなるのです。

バッテリーが上がりそうな車も、いったんエンジンがかかればなんとか走るくらいですから・・

だから、「やる気」というのは、
「始める」ことのために使うことが最もふさわしいわけなのです。

一日何時間も勉強をするためにどうするか考えるより、

毎日勉強する、毎日必ず、勉強を始めるということを工夫すべきです。

これは、私の娘の話で、勉強ではないのですが、
リハビリのために毎週トレーニングに通っていました。

でも、それは娘にとってはものすごく辛いことで、
私が仕事に行っていて一人で行かないといけないときは、本当に嫌がっていました。

そんなある日、リハビリの診療所のそばに「駄菓子屋」があることに気づきました。

「娘に頑張った日は、駄菓子屋に寄ろうね。」と、リハビリの帰りに、駄菓子屋で買い物して帰りました。

それから、リハビリの日の朝「今日病院行くから帰りに駄菓子屋によっていい?」と聞くようになり、リハビリの日の帰りは、一人の時も必ず駄菓子屋へよるためのお金も持たせてやりました。

娘は、リハビリを嫌がらなくなり、頑張って毎週6年間、リハビリに通いました。

勉強は自分のためです。頑張ったからご褒美というのはおかしいかもしれませんが、
始めるエネルギーために、ちょっとしたご褒美が必要なのかもしれません。